戸建てをリノベする 〜 断熱工事で大事なこと 〜

⑥断熱工事で大事なこと

断熱性能を高めるためには気密性能を高める必要があります。 C値(気密性能)をよくする施工の仕方 C値(相当隙間面積)は、家全体の隙間の面積を延床面積で割った数値で、小さいほど気密性が高いことを示します。 C値をよくする(気密を高める)には、施工の精度が超重要!

C値をよくするポイント(施工の仕方)

  1. 床の気密処理
    床断熱の場合 → 断熱材をしっかり隙間なく施工
    床合板の継ぎ目に気密テープ or コーキングをしっかり施工
    配管や配線が床を貫通する部分はウレタンフォームやコーキングで塞ぐ → ポイント:設備の配管・配線まわりの隙間を見逃さない!

  2. 壁の気密処理
    柱・間柱と合板の間に気密テープやコーキングを施工
    コンセント・スイッチ部分に気密ボックスを設置(壁の中の隙間を防ぐ)
    筋交いや構造用合板の接合部を気密シート or 気密テープでしっかりカバー
    断熱材(グラスウールなど)は隙間なくピッタリ施工(隙間があると空気が漏れる) → ポイント:壁の中の隙間が最大の敵!しっかり気密処理する!

  3. 窓の気密処理
    窓は高性能の樹脂サッシ or 木製サッシを採用(アルミサッシは気密性が低い)
    窓枠と壁の隙間を発泡ウレタンで埋め、気密テープで補強
    引き違い窓よりも「FIX窓・片開き窓」の方が気密性が高い → ポイント:窓のまわりの隙間は要注意!ウレタンと気密テープを徹底的に使う!

  4. 天井の気密処理
    天井の気密シートをしっかり施工(継ぎ目はテープでふさぐ)
    天井のダウンライトや換気口の周りは気密シートや気密ボックスでカバー
    小屋裏の気密を取るため、屋根断熱なら断熱材の隙間を徹底的になくす → ポイント:天井の配線まわりからの空気漏れを防ぐ!

  5. 設備配管・換気ダクトの気密処理
    エアコンや換気扇のダクトまわりをしっかり気密処理(コーキング or 気密シート)
    床や壁を貫通する配管はウレタンフォーム or 気密テープで密閉
    換気システムを計画的に設置(第三種換気 or 第一種換気を考慮) → ポイント:穴を開けたら、必ず気密処理!

2. C値を上げるための施工の流れ

  1. 基礎の気密処理(施工前の段階で計画)
  2. 床の気密処理(断熱材・合板の隙間チェック)
  3. 壁の気密処理(断熱材・気密テープを徹底的に施工)
  4. 窓・サッシの気密処理(ウレタン充填・テープ補強)
  5. 天井・屋根の気密処理(気密シートの施工精度UP)
  6. 配管・ダクトまわりの気密処理(貫通部の気密強化)
  7. 気密測定を実施し、隙間を見つけて補修(ここが超重要!)

3. C値を確保するための注意点

「気密施工の意識がないと、C値は上がらない」  → 職人さんと設計士が気密の重要性を理解しているか?が大事

「C値は測定しないと分からない」  → 現場で必ず「気密測定」を実施し、改善点をチェック

「気密と換気はセットで考える」  → 気密性を高めるなら、計画換気(第一種換気 or 第三種換気)が必要

4. 目指すC値の基準

C値(㎠/㎡) 気密性能 住宅の特徴 5.0以上 気密性なし 昔の住宅(隙間風が多い) 2.0 一般的な新築住宅 省エネ住宅レベル 1.0 高気密住宅 気密住宅として性能がよい 0.5以下 超高気密住宅 ZEHレベル以上 0.3以下 パッシブハウス級 ほぼ隙間なし → 目標は「C値 1.0以下」!理想は「C値 0.5以下」!

まとめ

  • C値を上げる施工のポイントは「隙間をなくす」こと!
  • 基礎・床・壁・窓・天井・配管の気密処理を徹底する
  • 気密測定をして、隙間を見つけて補修するのが大事
  • 気密性が高いと、断熱性UP・光熱費DOWN・快適性UP!
  • 「気密」と「換気」をセットで考えることが必須! C値をよくするには、最初から気密施工を意識した設計&施工がめちゃくちゃ重要です。