戸建てをリノベする 〜 断熱の基準をしること 〜

⑤断熱の基準をしること

断熱性能の基準となる単位でUA値というものがあります。

 

UA値(外皮平均熱貫流率)とは?

UA値とは、「建物の外皮(壁・屋根・床・窓など)から、どれだけ熱が逃げやすいか」を示す指標で、数値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。 単位:W/㎡K(ワット毎平方メートル・ケルビン) → 1㎡あたり、どれだけの熱(W)が逃げるかを表します。

 

UA値の計算式 UA値 = 建物全体の熱損失量 ÷ 外皮面積(外壁・屋根・床の合計)

 

つまり「家の大きさに対して、どれだけ熱が逃げるか」を表した数値。

壁・屋根・窓の断熱性能を上げると、UA値は小さくなる。

UA値の基準(地域ごとの基準値) 日本の断熱基準(省エネ基準)では、地域ごとにUA値の基準が決められているよ。

 

地域区分:寒さの目安 省エネ基準(W/㎡K) HEAT20 G2基準(高性能)

  1. (北海道) 極寒地 0.46以下 0.28以下
  2. (東北北部) 寒冷地 0.46以下 0.28以下
  3. (東北南部) 寒冷地 0.56以下 0.34以下
  4. (関東・東海・関西の一部) やや寒い 0.75以下 0.46以下
  5. (関東・関西・九州北部) 温暖地 0.87以下 0.48以下
  6. (九州南部) 暖かい 0.87以下 0.56以下
  7. (沖縄) 温暖 ー 0.56以下

→ 寒冷地ほど厳しい基準が設定されています。

UA値の目安(どのくらいの性能か?)

UA値 0.87(一般的な基準レベル)  → 省エネ基準ギリギリ。夏暑く、冬寒い家も多い。

UA値 0.6(ZEHレベル)  → 省エネ住宅レベル。エアコンの効きがよく、光熱費が削減できる。
UA値 0.46(HEAT20 G2レベル)  → 高性能住宅レベル。北海道でも快適。

UA値 0.3以下(パッシブハウス級)  → 超高断熱住宅。冷暖房がほぼいらない。

UA値を下げる方法(断熱性能を上げる方法)

  1. 窓を強化する(窓は熱の出入りが大きい) → 樹脂サッシ + トリプルガラス or Low-E複層ガラスにする
  2. 壁・屋根・床の断熱材を強化する → 外張り断熱や高性能断熱材(ウレタンフォーム・セルロースファイバーなど)を使う
  3. 隙間をなくし、気密性を上げる(C値も重要!) → UA値が良くても、気密が悪いと効果が落ちる UA値とC値(気密性)の違い

UA値:断熱性能を表す(どれだけ熱が逃げるか)

C値: 気密性能を表す(隙間がどれだけあるか) UA値が良くても、C値が悪いと「すきま風」で冷暖房の効率が落ちるので、両方のバランスが大事!

まとめ

  • UA値は「家の断熱性能」を示す数値で、小さいほど断熱性が高い
  • 日本の地域ごとに基準値が決められている(寒い地域ほど厳しい)
  • UA値を下げるには「窓」「壁・床・屋根の断熱」「気密性UP」が重要
  • C値(気密性)もセットで考えないと、実際の快適さに影響します。