マンションをリノベする 〜 断熱補強 〜

③断熱補強が必要なマンション例

マンションの断熱性能は、建築された年代によって大きく異なります。特に、1980年代以前のマンションは断熱性能が低い傾向があります。

断熱が少ないマンションの時期と特徴

  1. 1970年代以前(旧耐震基準・団地型マンション)
    ▶ 特徴
    • 断熱材なし or 最低限の仕様
    • コンクリート壁がむき出しの**「RC(鉄筋コンクリート)造の直貼り工法」**が多い
    • 窓はシングルガラス+アルミサッシが主流
    • 断熱・気密性が低いため、冬は寒く、夏は暑い

    ▶ 代表的なマンション
    • 公団(現UR)や団地型マンション
    • **昭和40年代(1965~1974年)**の分譲マンション


  2.  1980年代(新耐震基準後のバブル期マンション)
    ▶ 特徴
    • 断熱材は入っているが、厚みが薄い(グラスウール30mm程度)
    • コンクリート直貼りのため、冬に結露が発生しやすい
    • **アルミサッシ+単板ガラス(シングルガラス)**が標準仕様
    • 最上階は夏に特に暑い(屋上断熱が弱い)

    ▶ 代表的なマンション
    • 1981年以降に建てられたバブル期の分譲マンション
    • 外観がタイル貼り、エントランスが豪華な物件が多い

     
  3. 1990年代(バブル崩壊後のコストダウン時期)
    ▶ 特徴
    • バブル崩壊後のコスト削減で、断熱材の仕様がまちまち
    • 窓はアルミサッシ+ペアガラス(ただし断熱性能は低め)
    • 床・壁の断熱材は薄め(50mm以下)
    • 気密性が低い物件もあり、冬の底冷えがある

    ▶ 代表的なマンション
    • 1995年前後の郊外型マンション
    • デザイナーズマンション(おしゃれだが、断熱性が低いものも) 断熱性能が向上し始める時期
     

  4. 2000年代(省エネ基準の導入)
    ▶ 特徴
    • 2000年以降、省エネ基準の強化により断熱材の厚みが増える(50~100mm)
    • 窓は ペアガラス+アルミサッシ or 樹脂サッシ が増える
    • 断熱・気密性が向上し、結露や寒さが改善

     
  5. 2010年代以降(高断熱・省エネ住宅)
    ▶ 特徴
    • 2013年の「改正省エネ基準」により、断熱性能が大幅向上
    • 断熱材の厚みが100mm以上、窓はLow-Eペアガラス or トリプルガラスが標準化
    • 気密性が高まり、夏涼しく冬暖かい住まいに

まとめ

断熱性能が低いマンションは?

  • 1970年代以前 → 断熱材なし! 最も寒く、夏も暑い
  • 1980年代 → 断熱はあるが薄い。結露が発生しやすい
  • 1990年代 → コストダウンの影響で性能がまちまち
  • 2000年代 → 断熱性能が向上し始める
  • 2010年代以降 → 省エネ基準により高断熱化

▶ 断熱リノベを考えるなら、1980年代以前のマンションが最優先!

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