マンションをリノベする 〜 現場調査 〜

①現場調査

マンションのリノベーション現場調査では、以下の点に注意するとスムーズに進められます。

1. 法規制・管理規約の確認

  • 管理規約・使用細則の確認:リフォームの制限(床材の仕様、工事時間、搬入ルートなど)を確認
  • 耐震基準・建築基準法:建築年によって耐震基準が異なるため、必要に応じて補強の検討
  • 専有部分・共用部分の範囲:変更できる部分・できない部分を明確にする(例:サッシは共用部分のため変更不可のケースが多い)

2. 建物・設備の状況確認 • 構造の把握

  • 壁式構造かラーメン構造か(壁式は間取り変更の自由度が低い)
  • 撤去可能な壁、移動できない柱・梁の有無
  • 配管・配線:
    給排水管の老朽化状況(交換可能か)
    ガス管の位置変更可否
    分電盤の容量(電気容量が不足する場合、増設の可否を確認)
  • 床・天井:
    床の二重床・直貼り(防音規定による床材選定の必要性)
    天井内の配線・設備スペースの有無(ダウンライトやエアコン設置可否)

3. 現場の寸法・状況測定

  • 正確な寸法取り:既存図面と実測のズレがないかチェック。
  • 水平・垂直の確認:築年数が古いと歪みがあることが多い。
  • 隠れた劣化の確認:床下・天井裏・壁内に水漏れやカビがないか。

4. 近隣住戸・共用部への影響 • 騒音・振動の影響:工事中の騒音対策(近隣住戸への説明)

  • 搬入経路の確認:エレベーターのサイズ、養生方法、荷揚げルート
  • 換気・防塵対策:共用部の汚れや臭いの問題にならないよう配慮

5. お施主様のご希望と現実の擦り合わせ

  • 施主の希望が現実的に施工可能か(構造や規約の制約を説明)
  • コストと要望のバランス(優先順位を明確に)

まとめ

管理規約、構造、設備、寸法、近隣への影響をしっかりチェックすることが重要です。特に築年数の古いマンションでは、想定外の問題が出やすいため、慎重な調査が求められます。